DIARY(日々の感嘆とため息)

世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦 細見美術館へ

京都の細見美術館で開催された
世界を変える美しい本
インド・タラブックスの挑戦

環の市にも出てもらっている友人のお店、ソニアコーヒーで
そのポスターを見せてもらって滑り込みで拝見。

思わずインスタでも
「ひやー
ほんと素晴らしくて
なんだか生きる喜びとか豊かさの根源を見たような
光を感じる展示でした」
と書いた。

染の現場の動画は
知っている世界(京都で4年染色作家の工房に弟子入りしていた経歴アリ)
なのに
なんというか衝撃の連続で
これはこうである、という常識がぜんぜん違う世界(=インド)での染色作業の原始的な力強さに
頭をガチんと叩かれた感

本を手作りする現場の動画も
これはもう作業ではなくてクリエイション
手の跡の求心力
うつくしさしかない
という感動の連続で

またもや
自分の中の価値観が崩壊していくようだった

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そうそう、
創造の創という字は「きず」という字。
絆創膏の「創」なんだ、と。
壊して傷がつくような行為がないとあたらしいクリエイションに繋がらない、
と樹木希林さんもおっしゃっていてストンと腑に落ちた。

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まだまだ
全然

人間の身体と精神の可能性は
遥か彼方まで広がっている
という希望に
わたし心底感激。

便利という言葉がまだ魅力的だった時代
発展することが人類の希望と勘違いしていた時代を超えて

小さなコミュニティの中でしっかりと自然や地球と共に暮す感覚を養い、それが世界中と繋がっていくあたらしい時代に
変わらず続き京都の美術館で出逢うことができた奇跡は偶然ではない

自分の主宰する環の市でも
「顔の見える間柄でお互いの得意なものを持ち寄り暮らしていける世界があればいいねとはじめました」
「地球にも身体にもこころにも優しい暮らし」をたいせつにする
精神や感覚をこのまま繋げていけばいいのだと光を見るような経験に。

そして改めて
紙で残せるものの魅力はデジタルには代われないと
しみじみ実感。
圧倒的な
然るべき時間をかけて育ったもの、作られたものの魅力に出逢えた幸福。

すべての出逢いに感謝します。